| 壱・・篆刻とは |
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本来篆刻とは、「石、木、銅などの印材に篆書を用いて印を刻す」ことです。
しかし、一般的には篆書だけでなく、さまざまな書体を用いて、刻したものも、
「篆刻」と称ばれています。
また、篆刻は、「方寸の世界」とも言われ、約3p四方の平面に、書・絵画・
彫刻などの要素を盛り込んだ、東洋独特の文字芸術です。
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| 弐・・篆刻の「印」と、「認印」「実印」などとの違い |
篆刻における印には、必ず「書としての筆意と美しさ」がなければなりません。
筆を持って紙に書くように、鉄筆(印刀)を持って石に書くわけです。
篆刻が、書道として存在するのも、このような理由があるからです。 |
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| 参・・篆書の書体について |
| 種類 |
時代 |
説明 |
甲骨文
(こうこつぶん) |
殷(商)時代 |
亀甲、獣骨に刻んだ占いの字 |
金文
(きんぶん) |
殷〜春秋戦国時代 |
青銅器に刻まれた字 |
小篆
(しょうてん) |
秦〜漢時代 |
秦の始皇帝が制定統一し、封印として用いられた |
印篆
(いんてん) |
漢時代 |
繆篆(びゅうてん)とも称し、方形の印に似合う、印専用の字 |
古璽
(こじ) |
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古い印という意味 |
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| 篆刻をする場合、ひとつの印に複数の書体を用いて刻すこと(金文の中に小篆や印篆をまじえること)はタブーとされています。 |
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| 四・・印の種類 |
| 種類 |
説明 |
姓名印
(せいめいいん) |
姓名を彫った印で、白文(文字の部分を彫ったもの)が多い。
名のみのものもありますが、姓だけを刻した例は、あまりありません。 |
字印
(あざないん) |
男子は元服すると、実名とは別に、一人前の人間として人と関わるときに用いる名前をつけました。これを「字(あざな)」といいます。
女子の場合は、婚約してから、つけたようです。ハンドル名のようなものですね(^^) あだ名の語源かな? |
雅号印
(がごういん) |
上の2つとは別の風雅な名前印。姓名印と併用することが多いので、朱文(文字の部分を残して彫ったもの)が多い。 |
斎堂館閣印
(さいどうかんかくいん) |
所在を示す家屋、書斎、茶室、楼閣などの号を刻した印。 |
詩句印
(しくいん) |
好みの詩句や文章などを刻した印。 |
収蔵印
(しゅうぞういん) |
所有者が、書籍、絵画、法帖、拓本、などに捺す印。
本に捺したものは蔵書印です。 |
住所印
(じゅうしょいん) |
住所を刻した印。楷書、行書、隷書が多い。 |
吉語印
(きちごいん) |
おめでたい言葉を刻した印。 |
肖形印
(しょうけいいん) |
絵、絵と文字を刻した印。 |
干支印
(かんしいん) |
十干(甲、乙、丙、丁、戊、己、庚、辛、壬、癸)と、十二支(子、丑、寅、卯、辰、巳、午、未、申、酉、戌、亥)との組み合わせで、年号を、表記する印。60種類になります。
一般的には小さなものが多いようです。 |
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| 五・・作品のどこに捺すの? |
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種類 |
説明 |
イ、引首印
(いんしゅいん) |
書幅の頭書に捺す印で、長方形のものや、楕円、ひょうたん型の斎堂館閣印を用いますが、現在では、詩句印を使用することもあります。 |
ロ、姓名印
ハ、雅号印 |
いわゆる落款印。署名の真下に捺します。 |
ニ、押脚印
(おうきゃくいん) |
書画幅の右下に捺す印で、詩句印を多く用います。省略されることもあります。 |
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| 六・・難しいことはおいといて |
いかがですか?少しは「篆刻(てんこく)」をご理解いただけたでしょうか。
難しいことは、ちょっと横に置いておいて、何でも自由に彫って世界にひとつだけの印を作ってみませんか。参考書籍:ナンシー関 消しゴム版画
ここの素材はパソコンを使ってはんこ風に作ったものです。
メールやホームページのすみにチョコッと置いてみたり、シールにプリントして
くださってもOKです。「印」を、ぜひ日常に取り入れて、楽しんでくださいね。
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