篆刻のお話「篆刻(てんこく/てん刻)について」
篆刻とは
本来篆刻とは、「石、木、銅などの印材に篆書を用いて印を刻す」ことです。
しかし、一般的には篆書だけでなく、さまざまな書体を用いて、刻したものも、「篆刻」と称ばれています。
また、篆刻は、「方寸の世界」とも言われ、約3㎝四方の平面に、書・絵画・彫刻などの要素を盛り込んだ、東洋独特の文字芸術です。
印鑑とは異なる、篆刻における印には、必ず「書としての筆意と美しさ」がなければなりません。筆を持って紙に書くように、鉄筆(印刀)を持って石に書くわけです。
篆刻が、書道として存在するのも、このような理由があるからです。
篆刻を楽しみましょう
難しいことは、ちょっと横に置いておいて、何でも自由に彫って世界にひとつだけの印を作ってみませんか。
「篆刻・ハンコ・スタンプ 」のフリー素材は、パソコンを使ってはんこ風に作ったものです。
メールやホームページのすみにチョコッと置いてみたり、シールにプリントして
くださってもOKです。「印」を、ぜひ日常に取り入れて、楽しんでくださいね。
参考文献:教育図書株式会社「篆刻の実習」